Tatehitoの技術メモ

ソフトウェアエンジニアです。いろいろ書きます。

ネーミング辞書ツール『codic』をVSCodeで使えるようにしてみた

『codic』はメソッド名や変数名を命名する際に、いい感じの名前を提案してくれる「ネーミング辞書ツール」です。

ブラウザから利用することができますが、僕がメインで使用しているエディタ『Visual Stadio Code』の拡張機能もあると聞いて、導入してみました。

codic.jp

環境

  • MacOS Mojave 10.14.4
  • Visual Stadio Code 1.35.1

※codic拡張機能の対応バージョンはVisual Stadio Code 1.5以上です。

導入・設定手順

以下の手順で設定を行いました。

1.codicのアカウントを作成しアクセストークンを取得

『codic』はアカウントがなくても利用できますが、VSCodeの拡張機能を利用するためにはアカウントが必要になります。

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プロジェクト名は適当に付けます。

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ログイン後、「API」メニューを開くとアクセストークンが表示されているので、控えておきます。

2.Marketplaceからcodicをインストール

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VSCodeのMargetplaceから『codic』をインストールします。

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「⌘ + , 」 で設定画面を開き「codic configuration」にアクセストークンを入力する欄があるので控えておいたアクセストークンを入力します。

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ついでに、単語の連結方式を設定しておきます。今はRubyを扱っているので、小文字のスネークケースを設定しました。

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ちなみに、このようにダブルクォートを含めてしまうとうまく動作しないので注意。

使い方

⇧+⌘+Pでコマンドパレットを開き、「codic Translate Japanese Phrase」と入力し(全部入力する必要はありません)、開いた入力欄に命名したい日本語を入力します。

こんな感じ。

単語ごとに候補が表示されて、順番に選んでいくとエディタに自動入力されます。便利!!

欠点もある

ただ、個人的には欠点も感じました。

1つは、単語の候補が多すぎること。上の動画でも、結構な数の候補が表示されています。

どれを選ぶか考える必要があるので、最初から自分で考えるのとあまり変わらないのでは......?と感じることも。

また、Rubyでbool型を返すメソッドは一般的に「?」で終わる名前をつけることが多いですが、残念ながらcodicはそれに対応していないようです。

例えば「有効か」と入力するとcodicは「is_valid」を提案してきます。Rubyでは「valid?」とするのが一般的かなと思います。

とはいえ、いちいち英単語を調べる手間が省けるのは便利です。VSCodeユーザーの方は使ってみては。

『codic』はブラウザからも無料で利用できます。

blog.codic.jp