せっかく時間をとって読書しているのに、本の内容がイマイチ頭に入ってこないことってありますよね。文章をただ「目で見ている」だけで、理解して読めていないような感覚です。
小説はストーリー性があるため「理解して読む」という要素が比較的少なく頭に入ってきやすいですが、技術書のような、自分の持っている知識と照らし合わせ、理解しながら読み進めないといけない本は集中力が途切れやすいように思います。
プログラマーという職業柄、技術書はよく読むのですが、気づいたら文章をなぞっているだけで別のことを考えてた!なんてことは結構あります(苦笑)
そこで本を読んでいるときに、集中力が途切れてるな~と感じたら以下のことを試すようにしています。
- 音読する
- 文節ごとに区切って読む
- 頭の中で絵を描きながら読む
- 範囲を限定して読む
- 見出しだけ読む
- 読むのをやめる
- 夜ちゃんと寝る
集中力がないときに試していること
音読する
周りに人がいないとき限定です。
音読すると、文章を無意識にすっ飛ばしてしまうことが防げるし、口から発した音を自分で聞くことになるので黙読よりも集中力が増します。しばらく音読をしていると集中力が戻ってくるので、その後は黙読で読んでます。
ちなみに音読すると脳の前頭葉が刺激されて活性化し、コミュニケーションスキルが伸びるとかなんとか言われているそうな。
文節ごとに区切って読む
周りに人がいるなどで音読できないときは、文章を単語や文節ごとに区切って読むということを試します。たとえば、
ちなみに|音読すると|脳の|前頭葉が|刺激されて|活性化し|コミュニケーションスキルが|伸びるとか|なんとか|言われている|そうな。
(「|」で区切ってゆっくり読む)
こんな感じで。
集中力が無い時は文章から目を離しがち(文章をの一部しか読んでいない)なので、このように文節で区切って噛みしめるように読むことで、内容が頭に入ってきやすくなります。
ただ読むスピードは落ちるので、集中力が戻ってきたら次第に区切る範囲を広げて読んでいきます。
頭の中で絵を描きながら読む
基本的に技術書や専門書は物語ではないので絵を描きずらいですが、不可能ではありません。読んだ内容を「図解」として頭の中で描くイメージです。時間はかかりますが、実際に紙などに書くのも良いです。
ツイッターでも、図解イラストをツイートしてる方を見かけますよね。僕はデザインセンスがないのでこんなかわいく描けませんが(苦笑)
この方法は集中力がないときというより、内容が理解できないときによく使ってます。
フロー状態に入るには、チャレンジ度とスキル度を適正に!
— たっつん🌟図解イラスト (@tatsuun7) April 24, 2019
・チャレンジ度低×スキル低=退屈
・チャレンジ度高×スキル低=不安
・チャレンジ度低×スキル高=落ち着き
・チャレンジ度高×スキル高=フロー!#たっつん図解 pic.twitter.com/rZuIat8iDE
読む範囲を限定する
今日はもう集中力残ってないな......、と感じたときは今の集中力で読めそうな範囲を決めてしまい、その範囲を読み切るまでは集中しようと決めます。この章だけ、とか、このページだけは読む!読み終わったら寝る!みたいな感じで。
結果的に読み終わった時には集中力が復活していて、その先も読むことができた、ということもあります。
見出しだけ抑える程度に読む
いやいや、もうほんとこれ以上読むのムリだよ......。という場合は本全体の目次に目を通したり、パラパラ~とめくっていって各章のタイトルや見出しだけを拾って読むだけにとどめます。
これだけなら脳への負荷が低く集中力がなくてもできるし、全体像を抑えておくと次に読むときに捗ります。
思い切って読むのをやめる
いや、見出しすら見たくない!と言う場合は、読むのをやめます。
ムリして本を読んでもあまり良いことはありません。もしかしたら、今読んでいる技術書は自分にとってレベルが高すぎたり、または有用でない内容なのかもしれません。
そういう本は集中力うんぬんの前に頭に入ってこないです。「またいつか読もう」くらいにして、本棚のすみっこに置いておくのもアリです。
以下の記事は、「プログラマーとして働くようになってから技術書を読み返したら、得られるものがたくさんあった」という主旨で書いた記事です。よかったらこちらも読んでみてください。
夜十分な睡眠をとる
眠くて文章が見えない!!という場合は、寝ましょう!!夜の睡眠時間、足りてますか?
あとがき
僕のような読書中に集中力が切れてしまう人は、自分なりの集中力を高めるコツを持っておくと良いですね。
他にも「コーヒーを飲みながら読む」とか「落ち着くBGMを聞きながら読む」とか、快適な読書環境を整えることも集中力を高める効果があります。
自分に合った読書スタイルを探してみてください。
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