こんにちは。6月にフリーランスになる......予定です。
先日「環境のせいにして逃げるな。逃げても状況は良くならない。最大限の努力をするべきだ。」という趣旨の記事を読んだのですが、
「仕事はつらくても逃げるべきではないのか?」という疑問が浮かびました。
僕自身、つらかったりつまらなかったり打ち合わせが嫌だったり上司に色々言われたり、いまの仕事を楽しめていなくてフリーランスを目指しています。
なので記事を読んだとき、自分を否定されてしまっているように思えてしまったんですね。
昨今ではブラック企業の労働環境が問題になっていて、「仕事がつらければ逃げるべきだ」という意見を目にする機会は増えてきていますよね。
元記事を全否定するつもりはないのですが、「逃げとは何か」を明確にしておかないと、これから環境を変えようとしている人、または環境変える必要がある人の行動を止めてしまうように思いました。要するに僕のことw
ということで「逃げとは何か」を自分なりの答えを探してみました。
逃げとは何も行動しないこと
いきなり結論ですが、逃げとは「問題を認識しているにも関わらず、何も行動しないこと」だと思います。
たとえば、今の仕事が自分に合わないと感じている人が、合わないながらも、自分の得意なことを活かせる作業を見つけて貢献しようとしている場合。この人は全く逃げてはいない。
次に「この仕事は自分には合わないから頑張ってもしゃーない」と環境や周りの人のせいにして何もしないという人。これは「逃げ」だと思います。
現状に問題点(仕事が自分に合わないこと)を感じているにも関わらず、愚痴ばかりこぼして何も行動しない。こんな仕事辞めてやる!と言いながら、忙しいことを理由に就職活動をしない。これがいわゆる「逃げ」なんじゃないだろうか。
では今の仕事が合わないと感じて仕事を変えることはというと、僕は「逃げではない」と考えます。
なぜなら問題を解決するために行動しているからです。「(今の仕事で)得意なことを活かそうとすること」と「転職する(環境を変える)」ことは問題解決をしようとしている点で大きな違いはありません。だから、努力の方向性が違うだけでどちらも逃げではないと思うのです。
環境を変えるべきか迷ったとき
僕にとって都合の良い結論を出しましたが(笑)、このような考えに至ったのは以前読んだ「生きる場所を、もう一度選ぶ」という本からヒントを得ています。

生きる場所を、もう一度選ぶ 移住した23人の選択(しごとのわ)
- 作者: 小林奈穂子
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2017/01/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (2件) を見る
人生の中で出会う”くさいもの”には、蓋をし続けてきました。逃げているようですが、これからも堂々と、それで通すつもりです。食わず嫌いはない。でも、食べてみて嫌いなら、克服しなくて良しとするんです。苦手な部分を伸ばせるような能力は、僕にはないと割り切って、がんばらない。
一回食べてみてまずかったら吐き出せばいいんですよ。で、もう二度と食べない。
色々な考え方があるとは思います。マズいものでも何度も咀嚼していればそのうち美味くなる可能性もあるし、咀嚼することによってアゴの力が強くなるかもしれません(なんじゃそりゃ)
でも、一人の人間ができることは限られているし、それぞれ得意なこと、不得意なことがあります。サッカーが好きな人もいればテニスが好きな人もいるし、勉強が得意な人もいればスポーツが得意な人だっているわけです。
だから、より良い環境を求めてどんどん逃げていく、という選択肢もあっていいと思います。
てゆーか、環境を変えることって物凄く大変なことじゃないですか?環境を変えることに対して逃げだのなんだの言う人がいますけど、僕は環境を変えられる人を尊敬してます。
あとがき
「逃げてはいけない」という趣旨の意見を聞くと途端に不安になっちゃうくらいメンタルが弱い僕ですが、Twitterでフォローさせていただいてる方や、交流のあるブロガーの方は皆、理想の環境を求めて動き回っている方ばかりで、良い影響を受けています。
リアルの知り合いに相談すると、環境を変えるということを否定されてしまいがちです。心配してそう言ってくれていることはわかるので、ありがたいんですが......。
僕のようなメンタルがみみっちい人は、同じようにチャレンジしている人と交流を持つと良いのかなと思いました!